さざなみ読書録

29歳のペーペー社会人が主に本の感想、ごくまれに創作物などを不定期で投稿します。さざなみも立たないような日常。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【雑記】さざなみたちまくる2020

恐ろしく忙しい一年だった。文章をすっかり書かなくなった。 そのせいか「潜る」「取り出す」という 一年前は当たり前にしていた行為がだいぶへたくそになった。 もはや一定のリズムで文章を紡ぐだけの体力がないが、今年をまとめておこうと思う。 2020…

フョペリまでオクトぬンパスを食べに行ったはなし

先日、オクトぬンパスを食べるためだけにフョペリまで行った話*1をしようと思う。 フリーターはフリーアルバイターを縮めたものらしい。僕はフリーというには時間がかっちり固定されたお仕事をしているので、僕がフリーターに入るかどうかは議論が分かれそう…

【感想】『ロマネスク』(『奇想と微笑』より)太宰治

『奇想と微笑 太宰治傑作選』(森見登美彦 編) を読んだ。 森見登美彦氏は高校のころ読書にはまったときも大学院で読書を再開したときも、まず最初の一冊になった人だ。いわば僕の読書の門のような存在である。 この本はそんな登美彦氏が敬愛する太宰治の著…

【雑記】気に入ったものと暮らす

最近、本を読んでも読書メーター(みねね - 読書メーター)よりちゃんと練ったり調べたりして感想を書くのがつらくなってきたんですよね。冬休みが終わって仕事が始まったせいもありますが、毎晩無気力症候群と不眠症のセットを発症しているのが主な原因です…

【創作】分水嶺

『分水嶺』という掌編小説を書きました。 分水嶺というのは、こういう水の分かれ目みたいなもののことです。 フリー写真サイトで見つけた分水嶺。「T字型」に見える。 湧いてきたイメージと「分水嶺」という言葉をはっきりさせるため 片手間でわかる程度の…

【感想】『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘 2009

よく行く本屋で、平積みされていたタイトルに一目惚れした。「ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」である。 実は初めて読んだ吉田篤弘先生。読了後に初めて知ったが、一応三部作の二作目らしい。一作目『つむじ風食堂の夜』は聞いたことがある。読みたい本リ…

【感想】『中国行きのスロウ・ボート』村上春樹 1986

新年一冊目の小説は、村上春樹先生初の短編集『中国行きのスロウ・ボート』。もうタイトルから恰好がいい。 2日の夜に「中国行きのスロウ・ボード」を読み切り、翌3日の夜に残りの短編を一気に読んでしまった。年末に近所の本屋に行った時に、デビュー40周…

試し書き

はてなブログ始めてみました。 主に読書メーター ( https://bookmeter.com/users/929214 ) に書きそびれた大長文感想や、 たまに創作物などを載せていきます。 よろしくお願いいたします。