さざなみ読書録

29歳のペーペー社会人が主に本の感想、ごくまれに創作物などを不定期で投稿します。さざなみも立たないような日常。

本の感想

【感想】『ロマネスク』(『奇想と微笑』より)太宰治

『奇想と微笑 太宰治傑作選』(森見登美彦 編) を読んだ。 森見登美彦氏は高校のころ読書にはまったときも大学院で読書を再開したときも、まず最初の一冊になった人だ。いわば僕の読書の門のような存在である。 この本はそんな登美彦氏が敬愛する太宰治の著…

【感想】『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘 2009

よく行く本屋で、平積みされていたタイトルに一目惚れした。「ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」である。 実は初めて読んだ吉田篤弘先生。読了後に初めて知ったが、一応三部作の二作目らしい。一作目『つむじ風食堂の夜』は聞いたことがある。読みたい本リ…

【感想】『中国行きのスロウ・ボート』村上春樹 1986

新年一冊目の小説は、村上春樹先生初の短編集『中国行きのスロウ・ボート』。もうタイトルから恰好がいい。 2日の夜に「中国行きのスロウ・ボード」を読み切り、翌3日の夜に残りの短編を一気に読んでしまった。年末に近所の本屋に行った時に、デビュー40周…

試し書き

はてなブログ始めてみました。 主に読書メーター ( https://bookmeter.com/users/929214 ) に書きそびれた大長文感想や、 たまに創作物などを載せていきます。 よろしくお願いいたします。